トライオートFX、ループイフダン 、トラリピなどをやっている方は、中期的なパフォーマンスをどうやって測っていますか?
ということで今日は、
1.FX自動売買をやっている方は、「月収」を計算すべし。
2.その月収の計算に使用する証拠金には、「評価損益」を反映すべし。
という話と、その理由を解説したいと思います。
理由1:日次や週次の収益はコロコロ変わるから
まずは「月収」を計算すべき理由について。
FX自動売買をやっている方はよく、日次や週次の収益を公開していることがあります。
ところが、これだけでは不十分です。
その理由は、日次や週次だと、収益はコロコロ変わるので、自分がどれくらいの利回りで稼げているのかが分からないんです。
一方で、年次とかになると今度は長すぎて、PDCAが回しにくい。
「月次」であれば信頼性の高い利回りが算出できると思います。
ではどうすれば「月収」が計算できるのか?
たった2ステップです。
FX自動売買における月収の計算方法
ステップ1:
FXの場合、土日は相場がお休みなので、そのタイミングでシステムにログインし、証拠金が表示されているページのスクリーンショットを取る。
ステップ2:
それを毎週行い、4週間前のものと比較する。
これだけです。例えば私の直近の例で言うと、
2019年2月2日時点の資産
2019年1月5日時点の資産
という状況だったので、有効証拠金額を差し引いて、
2,963,292 - 1,565,870 = 1,397,422 円
がその変動となります。このうち、1,500,000円は証拠金の追加入金によるものなので、
1,397,422 - 1,500,000 = -102,578 円
がこの期間における月収となる訳です。マイナスになっていますが合ってます。
理由2:評価損益を反映した証拠金が実際に引き出せる金額だから
上記の説明を読んで下さった方の中は、
証拠金預託額ではなく、なぜ「有効証拠金額」で計算したのか?
と感じた方もいらっしゃるかもしれません。実際、証拠金預託額で計算すれば、
3,125,713 - 1,599,149 - 1,500,000 = 26,564 円
と、それらしい金額になるので、こちらが正しいと考えるのも一理あります。
ところが、証拠金預託額で計算してはいけません。
なぜなら、これは決済され、損益が確定したポジションのみを反映した金額だからです。
一方で「有効証拠金額」は、まだ決済されておらず、損益が確定していないポジションの損益(評価損益)も反映したものです。
有効証拠金額 = 証拠金預託額 + 評価損益 の式が成り立つことが理解頂けるかと思います。
なぜ、評価損益も反映された有効証拠金額で計算すべきかと言うと、有効証拠金額こそが「いま実際に引き出せる金額だから」です。
「仮にまだ決済されていないポジションもすべて決済した場合、手元に残る金額」と言い換えることもできます。
一方で証拠金預託額だと、損益が確定していないポジションの分は引き出すことができません。
実際に引き出せる金額を使うのがやはり自然ですよね。
今回のまとめ
証拠金預託額が増えるのはむしろ当たり前で、有効証拠金額が安定して成長していることこそ、真に自動収入を実現していることの証明と言えます。
なお私の最新の成績については、カテゴリー私の自動月収にて開示しているので、よろしければ参考にして頂ければと思います。
今回の記事がみなさんの資産運用に少しでも役に立てば嬉しく思います。
それでは、また!