世界的な株価大暴落のあおりを受けて、ウェルスナビ(Wealthnavi)やテオ(THEO)などのロボアドバイザーで赤字を出している方がたくさん出ているようです。
実際、私のウェルスナビも約17%の損失が出ています(2018年2月に100万円一括投資しました)。
このような状況になると、これ以上損失が出るのが怖いので、解約してしまおうと考えがちです。
しかし、この状況で焦って解約することは絶対におすすめしないです。
本記事ではその2つの理由について解説します。
1.ロボアドバイザーは長期間投資しないと利益が出ないから
理由はシンプルで、ロボアドバイザーは1年以上の長期間投資しないと利益が出ないからです。
以下はウェルスナビの運用実績というページから拝借してきたグラフです。
これを見ると、2016年1月から始めた場合、1年近くはプラスとマイナスの間を行き来しており、その後ようやく安定してプラスに転じていることが分かります。
ウェルスナビの場合はリスク許容度を上げるほど株価、特に米国株の影響を受けやすくなるのですが、では2016年1月頃のダウ平均の状況を見てみましょう。
上のグラフの通り、中期的に底のあたりで始めることができていますね。タイミングとしては最高の位置です。
そんな好条件でさえ利益が出るのに1年近くかかっているのですから、私を含め、2017年中盤以降に始めた方は、元本を回復するのにもう少しかかると思った方が良いでしょう。
余談ですが、この話を「これからロボアドバイザーを始める方の視点」で書いた記事もありますので、よろしければお読み頂けると嬉しいです。
暴落しても長期間放置すれば高い確率で元に戻る
さて、先ほどのグラフをもう一度見て見ましょう。
実はこのグラフが意味していることはもう一つあって、「暴落してもその後、必ず元に戻っている」ことです。
もちろんこれは過去の実績なので将来の成績を保証するものではないです。
ですが、長期間放置することさえできれば、暴落しても高い確率で元本を回復し、プラスに転じていることは頭に入れておきましょう。
2.いま解約してしまうと全く学びがないから
もう一つの理由は「いま解約してしまうと、全く学びがないから」です。
これ以上損失が膨らんだらどうしよう。貴重な資産がさらに減っていくのは怖い。
そのように感じることは当然だと思います。
ですが、解約し、損失を確定させるのであれば、せめて何かを学ぶべきです。
得るべきものは刹那的な安心感ではなく、次の投資が少しでもうまく行くための教訓であるべきです。
でないと、単に負けグセが身について終わりです。
元本を回復するまで待つべし。積み立ても可能な限り続行
ということで、少しでも早く解約すべき合理的な理由がない限りは、そのまま放置することを強くおすすめします。
加えて、現在積み立てを行なっている方は、そのまま続けた方が望ましいです。
理由は、安く買い続けることで、取得単価の平均が下がり、元本の回復が早くなるからです。
2019年もしばらくは株価が低迷し、キツい時期が続く可能性はありますが、もし私が積み立てをしていたら続けます。
(私は2018年2月に一括投資してしまったので、実際にはしませんが)
私の方針
さて、現状17万円の損失が出ている私の方針についてもお伝えしておきます。
上述したとおり、いずれ元本が回復するはずなので、それまでは待ちます。
ですが、その後は解約する予定です。
なぜ解約するのか?以下にまとめていますので、よろしければご覧頂けると嬉しいです。
<2019年2月5日追記>
本記事の執筆からたった5週間で、マイナス6.7万円まで回復しました!予想通りですね。
今回のまとめ