豪ドル円投資において最も高いスワップポイントを誇ってきたヒロセ通商がついに、スワップポイントを下げてきました。
2015年10月からずっと50円でしたが、2019年4月10日に38円になりました。3年半ぶりの変更となります。
本記事では、このスワップポイント変更が意味することと、今後おすすめのFX業者をシェアしたいと思います。
まずは冒頭のニュースについて。以下が証拠画像です。
4月9日と4月11日を比べているのは、4月10日が水曜日で3日分のスワップが表示されており、分かりにくいためです。
実際は4月10日から変更となっています。
では、この変更はどのような意味を持つのでしょうか?
続けて解説していきます。
そもそも従来のスワップポイントが高すぎた
確かに残念なニュースではあるのですが、そもそも従来のスワップポイントが高すぎました。
どういうことかと言うと、スワップが1万通貨あたり50円ということは、1豪ドル80円だとすると、利回りは
(50×365)÷(10000×80) = 2.28125 %
だった訳です。
一方、オーストラリアの中央銀行が発表している政策金利は以下のとおり、2016年8月以降ずっと1.5%となっています。
みんかぶFXより
つまり、今までの高いスワップはFX事業者側がユーザーの獲得のために赤字を出して提供してくれていたことを意味します。
そして変更後の38円の場合の利回りはと言うと、
(38×365)÷(10000×80) = 1.73375 %
と、かなり政策金利に近い水準になりましたが、まだ赤字です。
つまり、スワップポイントが下がったと言うよりは、むしろ今までが高すぎたと考えるべきですね。
今後、豪ドル円で一番スワップの高いFX業者は?
では、今後豪ドル円で一番スワップの高いFX業者はどこになるのでしょうか?
現時点の情報では、みんなのFX
ただ、ヒロセ通商でスワップが下がったということは、上記2社でも同じことが起こる可能性は十分にあります。
このため、最新の情報は各社のウェブサイトを必ずご確認頂くようお願いいたします。
スワップポイント投資は最新情報のウォッチを
今回のヒロセ通商のスワップポイント変更のニュースから私たちが学べることは、
「スワップポイントの高い状態もいつかは変わる。特に政策金利に比べて著しく高い場合はその可能性は高い」
ということだと思います。
スワップポイント投資に限ったことではありませんが、正しい情報をタイムリーに手に入れることの重要性を改めて感じます。
今回は以上となります。
本記事が少しでも役に立てば嬉しく思います。
それでは、また!