ソーシャルレンディングに慣れたら豪ドルスワップ投資にチャレンジすべし

 

投資初心者のサラリーマンの方にはソーシャルレンディングをオススメしてきました。

 

で、ソーシャルレンディングである程度の利益が出るようになったら、豪ドルスワップ投資にチャレンジすべきです。

 

その理由は5つあります。順に解説していきます。

 

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ソーシャルレンディング/FXスワップ投資 対比表

 

まず、この2つの金融商品の全体像を把握するため、対比表を作りました。

 

項目 ソーシャルレンディング FXスワップ投資
1 信託保全 なし あり
2 課税タイミング 償還の都度、課税 利確するまで非課税
3 課税方法 総合課税 分離課税
4 資金効率 低い 高い
5 換金性 低い 高い

 

それでは順番に説明していきます。

1.ソーシャルレンディングには信託保全がない

 

一つ目の理由は「ソーシャルレンディングには信託保全がない」という点です。

 

詳細については以下記事をご覧頂くとして、これはつまり「運営会社が潰れると資産が一部または全部なくなる可能性がある」ことを意味しています。

 

この点、FXの場合は顧客の資産を別の会社が預かるので、この点においては安心できます。

 

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2.ソーシャルレンディングは償還の都度、課税されてしまう

 

二つ目の理由は、「ソーシャルレンディングは償還の都度、課税されてしまう」点です。

 

例えばソーシャルレンディングの場合、100万円を投資して7万円の利益が出た場合、案件が終了したタイミングで7万円の利益が確定し、約1.4万円の税金がかかってしまいます。

 

一方でFXのスワップで同じく7万円の利益が出た場合、建玉を決済しなければ税金がかかりません。

 

これの何が良いかと言うと、FXの利益は7万円全額が有効証拠金額に加えられるので、税金を引かれることなく再投資できるのです。

 

3.ソーシャルレンディングは課税方法が総合課税

 

三つ目の理由は、「ソーシャルレンディングは総合課税で課税されてしまう」点です。

 

税金の話は専門的、かつ時間とともにルールが変わるので、正確な情報は都度税理士さんに確認頂きたいのですが、一言で言うと「会社の給料と合算したものに課税されてしまう」ということです。

 

つまり、会社の給料が高い人はソーシャルレンディングの利益にも多く課税され、ソーシャルレンディングの利益が多い人は会社の給料にも多く課税されてしまうことになります。

 

一方でFXによる利益は分離課税であり、2037年12月31日までは一律20.315%となります。

 

4.ソーシャルレンディングは資金効率が低い

 

四つ目は、「ソーシャルレンディングはFXに比べると資金効率が低い」点です。

 

ソーシャルレンディングは以下の流れで進みますが、①と②の間、③と次回の①の間は投資期間に含まれず、資金が寝てしまいます

 ソーシャルレンディング投資の流れ

① 案件への申し込み
② 投資開始
③ 償還

 

当然、その期間の利益は受け取ることができない、という問題が起こります。

 

一方、FXのスワップであれば、建玉を持ってさえすれば、土日だろうが祝日だろうが金利を受け取ることができます

 

5.ソーシャルレンディングは換金性が低い

 

最後は「ソーシャルレンディングは換金性が低い」点です。

 

ソーシャルレンディングは、一度案件に申し込んでしまうと、償還されるまで一切換金できません

 

その期間は短くても3ヶ月、長ければ2年近くかかります。

 

一方FXであれば、スワップも建玉も決済して換金することができます

 

FXスワップ投資にも注意点がある

 

ここまで読むと「最初からFXスワップ投資でいいじゃないか」と思うかもしれません。

 

ただし、FXスワップにも注意点が2つあるので、これを理解した上でチャレンジしましょう。

 

1.通貨は「豪ドル円」、レバレッジは「3倍」でやる

 

1点目は、通貨を「豪ドル円」、レバレッジを「3倍」でやることです。

 

通貨については、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドなど、豪ドルよりも高金利なものがたくさんありますが、これらには手を出すべきではありません。

 

理由はこれらの高金利通貨は、円に対して長期的に価値が下落し続けているためです。

 

スワップによる金利収入(インカムゲイン)よりも、元本の評価額(キャピタルゲイン)の下落スピードが大きいため、より通貨の価値が安定している豪ドルにすべきです。

 

レバレッジについては、1倍や2倍でも利益は出るのですが、ソーシャルレンディングと同水準の利回り(5%以上)を期待したいのであれば3倍程度に設定するのがオススメです。

 

私も3倍で豪ドルを買っており、その背景などは以下記事にて紹介しています。

 

2.元本割れを覚悟する必要がある

 

2つ目は、元本割れを覚悟しなければならない点です。

 

これは銀行預金や国債以外の金融商品であれば当たり前の話なのですが、FXの場合は1秒単位で評価額が変化するので、投資初心者にとってはメンタルへの影響が小さくありません

 

2019年始のような急激な円高が起こると、怖くなって建玉を決済してしまうはずです。

 

スワップ投資の方がメリットが大きいにも関わらず、私がソーシャルレンディングを最初に勧めているのは、実はこれが理由です。

 

ソーシャルレンディングももちろん元本毀損のリスクこそありますが、案件への応募さえ済んでしまえば相場に感情を乱されることがないので、初心者にオススメです。

 

ただFXスワップ投資の場合も、積み立て投資を続けていれば、建玉の平均購入単価が下がっていき、キャピタルゲインも得られるので、必ず元本が割れる訳ではもちろんありません。

 

ソーシャルレンディングに慣れたら豪ドルスワップ投資を始めよう

 

ということで、ソーシャルレンディングで何度か利益を出し、自信がついた方は、ぜひ豪ドルスワップ投資にチャレンジしてみましょう。

 

上手に運用すればスワップだけで生活することも夢ではありません。がんばりましょう!

 

 今回のまとめ

ソーシャルレンディングに慣れたら、豪ドルスワップ投資にチャレンジすべし。その理由は以下5つ。
1.FXスワップ投資には信託保全があり、より安全であるため
2.FXスワップ投資は決済しなければ課税されず、複利のインパクトが大きいため
3.FXスワップ投資は分離課税であり税率が20.315%にとどまるため
4.FXスワップ投資は毎日金利を得られ、資金効率が大きいため
5.FXスワップ投資はスワップも建玉もすぐに現金にでき、換金性が高いため
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