トライオートFXで証拠金を増やしたら、通常は取引の数量を上げるかと思います。
ところが、一般的には数量を上げずに注文幅を狭めた方が利回りが上がります。
今回は証拠金が2倍になったという前提で、その設定方法について解説します。
数量を上げる場合の設定方法
前提として、注文幅=利確幅とするものとします。
例えば、現在の状態が以下のように40pips間隔で12本の注文し、1回あたりの注文量が10Kの設定だとしましょう。
こんな設定をしていたとします。
で、証拠金を2倍にした場合、通常は取引額の「10K」を「20K」に変更します。
より利回りを上げるための設定方法
これ自体は問題ありませんが、さらに利回りを上げる設定は以下の通りです。
取引額は「10K」のまま、注文本数を倍の「24」にします。
すると、注文のイメージは以下の通りとなります。
取引額は変わりませんが、注文幅が半分に狭まっているのが分かります。
なぜこちらの方が利回りが高くなるのかと言うと、チャートは基本的に一方向に上下する訳ではなく、波打ちながら変化していくためです。
このため、一回あたりの利益幅は小さくても、建玉が決済されるチャンスは一般的に2倍以上になります。
リスクはほぼ同じ
さて、気になるリスクですが、これは上記のケースであればほぼ同じです。
理由は、両方の設定ともに、すべての注文が480pipsのレンジの中で均等に行われるためです。
例えば、上の480pipsの下限から10pips下の位置における含み損を計算してみると、以下のとおり5%程度しか変わらないのが分かります。
1数量当たりの含み損 | 数量 | 合計含み損 | |
注文本数12本
取引額20K |
2760pips | 20K | 55200K |
注文本数24本
取引額10K |
5760pips | 10K | 57600K |
私の成績は今後公開します
設定は以上となります。
とはいえ、私の実際の成績がないと納得感がないかと思いますので、データが溜まり次第、こちらで公開したいと思います。
なお繰り返しとなりますが、これは証拠金が2倍になった前提での話です。
なので、証拠金が増えていないのに上記設定を行えば、リターンだけでなくにリスクも2倍になることにご注意くださいね。