私自身、2014年1月からはてなブログを使っていまして、何度かブランクがありながらも350本ほどの記事を書いてきました。最初は無料プランで始めて、2016年7月から有料プラン(はてなブログPro)に加入。
で、この度、事業として本格的にメディアを作ることを決めました。
従来のはてなブログをそのまま使用する選択肢、ライブドアブログなどの他のブログサービスを新しく使う選択肢もありましたが、このようにWordPressで作ることに決めました。
その3つの理由について、今日はお話ししたいと思います。
1.いきなりアカウント凍結のリスクがある
まずはなんと言ってもこれ。
個人的に注目しているmotoさん(31歳年収1000万、副業年収2000万)という方がいるのですが、その方が運営している「転職アンテナ」というサイトが、先日凍結されてしまいました。
後で調べてみると、はてなブログにも禁止事項があることが分かり、それに抵触した可能性があります。
広告掲載にあたり、下記のような行為を禁止します。
・違法・有害情報が含まれる広告の掲載
・紹介ビジネス、マルチ商法などの勧誘
・記事内で直接販売、勧誘を行うもの
・公序良俗に反する広告や成人向けの広告の掲載(※例外として、文化的な側面からの論評を目的とした記事と認められる場合は許諾することがあります)
・記事と無関係な広告リンクを多数掲載する行為
・記事と無関係な多数のキーワードを羅列する行為
・意味のない自動生成された文章や、他媒体から転載した記事に広告を掲載する行為
・広告主から提供された文章や画像、動画、あるいは商品情報のみで、自身の言葉でのレビューではない広告の掲載
・広告主の定める規約やガイドラインなどに違反する行為
・個人あるいは同一の組織に所属する複数人が多数のブログあるいは多数の記事に同一のリンクを掲載する行為
・隠しリンクや虚偽の見出しによるリンクの掲載
・その他、広告収益やサイトに誘導することおよび検索最適化などを目的とした不正行為
禁止事項が開示されているのは結構なのですが、問題は「具体的にどういう行為がそれに抵触するのかが分からない」点です。
それはつまり、日々はてなブログの機嫌をうかがいながら、ビクビクしながら記事を書かなければならないことを意味します。
一方で、個人で事業としてメディアを運営する場合、収益化の手段として広告は欠かせないものですから、ブログサービスを使うと決めた時点でものすごい大きなリスクを背負うことになります。
ちなみに
fa-arrow-circle-right転職アンテナ
2.引っ越しがしにくい
一点目で決め手としてはすでに十分なのですが、あえて二点目を挙げるとすれば、ブログサービスを使ってしまうと、他サービスへの「引っ越しがしにくい」というデメリットがあります。
具体的には、「文章データ」だけであればだいたいのブログサービスにエクスポート機能がついているのですが、「画像データ」も含めてスムーズに引っ越しすることはできないことが分かりました。ブログを真面目にやっている人であれば、当然記事にアイキャッチ画像を入れているでしょうから、これは厳しいなと。
つまりこれは、仮に一点目の禁止事項に抵触しなかったとしても、そのブログサービスが終了してしまったら別のサービスに移行することができないことを意味します。
この点も決定打となりました。
3.カスタマイズの幅に難あり
三点目はこれ。私が個人的に特に重視しているのはデザインです。
今やインターネットには膨大な情報量があるため、ユーザーは一つ一つのサイトをじっくり見てはおらず、たまたま訪れたサイトで少しでも不快感を感じたら、一瞬で離脱してしまいます。
そこを手助けするのがデザインだと思っていて、記事の質が同じであればカスタマイズの幅が大きいほどメリットだと考えました。
ブログサービスのテーマも昔に比べたらとても美しくなっていますが、WordPressのテーマの進歩はさらに素晴らしく、最近「いいな」と思ったサイトのほとんどがWordPressでした。
ちなみに当サイトで使用しているテーマはDiverです。よろしければこちらもご覧ください。
WordPressならこれらを回避できる
そこでWordPressのメリットを調べてみたところ、上記がすべて回避できることが分かりました。
もちろん、WordPressはグローバルかつ非常に多くの人に使われているおり(世界中のウェブサイトの25%がWordPressとも言われています)、ハッキングのリスクはブログサービスよりもずっと大きいです。
ただ、セキュリティの部分だけしっかり個人で対策すれば、自由にサイトを運営できるところは非常に魅力に移りました。
念のため書いておくと、ライブドアブログやはてなブログをディスる意図は全くなく、特にブログを始めて書く人には本当に素晴らしいサービスだと思いますよ。エディターも使いやすいです。
今回のまとめ
2.万一の場合にも他サービスへの引っ越しが簡単
3.オシャレなデザインを実現し、ユーザーを惹き付けられる