退職金が20年で1080万円減ったのはむしろ喜ばしいこと

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先日、『退職金「20年で1080万円減」大きく下がった理由』というニュースがありました。

 

(記事はリンク切れしてしまったので、もしググって出てきたらお読み頂けると嬉しいです)

 

このニュースはちょっとした騒ぎになっていますが、事実だとすれば、私はこれはむしろ喜ばしいことだと思います。

 

なぜ喜ばしいのか?その2つの理由について書いてみたいと思います。

 

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1.60歳まで勤めると大金がもらえるシステムが、そもそもおかしい

 

1つ目の理由は、60歳まで勤めると大金がもらえるシステムが、そもそもおかしいからです。

 

だっておかしくないですか?

 

報酬というのは、自分が仕事を通じて提供した価値の対価であるはずです。

 

なのに60歳まで勤めるだけで、多少の差はあれ、みんな数千万円の大金がもらえてしまうのは変です。

 

なぜこのような仕組みがあるかと言うと、終身雇用が一般的だった時代に、会社側は社員に60歳まで働いてもらいたかったからです。

 

退職金というのはそのためのインセンティブに過ぎません。

 

これが何を意味するかと言うと、その分、若い頃の給料が低く抑えられているということです。

 

そしてこのようなシステムがあると、労働者側も多少の不満があっても会社にしがみつく力学が働きます

 

会社に残ること自体が目的になるので、スキルも身につきにくく、もはや誰得?という状態です。

 

なので、われわれ労働者がすべきことは、退職金がある会社はむしろ避けて、若くても貢献した分だけフェアに支払ってくれる会社を選ぶことだと思います。

 

2.いきなり大金をもらっても、ほとんどの人が溶かす

 

2つ目の理由は、60歳になっていきなり大金をもらっても、ほとんどの人が溶かしてしまうからです。

 

これには2つの背景があって、一つはほとんどの人が資産運用の勉強をしていないこと。

 

もう一つは、金融機関が退職金を狙った営業をかけてくること、があります。

 

投資の本質として、他人が勧めてくる金融商品は100%詐欺、というものがありますが、資産運用の勉強をしていない人はそんなことは知りません。

 

なので大手金融機関の営業マンに勧められたら、信用して簡単に大金を投資してしまうのです。

 

そして結果、資金を大きく減らしてしまうことになります。

 

それであれば、退職金の分を若い頃に払ってもらって、若い頃に失敗しながら資産運用を学んだ方がいいですよね。

 

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退職金なんて幻想。これを判断基準にしないように

 

以上、退職金が20年で1080万円減ったニュースを私が喜ばしいと考えている理由について書いてみました。

 

つまりは退職金なんてそもそも幻想なのです。

 

なので、退職金が多いからこの会社に入ろうとか、60歳までねばろうとか、そんなことは考えてはいけないです。

 

冒頭のニュースのとおり、もはやいつなくなってもおかしくない制度です。

 

ということで、いま50代以下の我々は、退職金なんて最初からないものとして資産形成をしないといけないですよね。

 

まだ資産運用をしたことがない方々でも資産を増やせるようなコンテンツを、本サイトでは今後も発信していきたいと思います。

 

今回の記事がお役に立てば嬉しく思います。

 

それでは、また!

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