株式、投資信託、FX、ロボアド、ソーシャルレンディング、仮想通貨。
一通りの金融商品へ投資してきましたが、それらの経験から思うことは、
「資産運用の手段として株式投資はオススメしない」
ということです。
本日はその理由について解説したいと思います。
銘柄の数だけチャートがあるから
その理由はとてもシンプルで、株式投資には「銘柄の数だけチャートがあるから」です。
チャートが多いとなぜオススメできないかと言うと、ほとんどの人はある銘柄に投資すると、その瞬間に値動きが気になってしまうからです。
つまり、二つ三つの銘柄に投資するということは、注意力を奪う対象も二つ三つと増えていくことを意味します。
実際、株式投資をしている方は、自分の買っている銘柄の価格が毎日気になって見ているのではないでしょうか。
では一銘柄であれば大丈夫かというと、一方で「卵を一つのカゴに盛るな」という格言もあり分散投資が勧められているので、非常にタチが悪いです。
同じ理由で、仮想通貨もオススメできないです。仮想通貨については独自のデメリットも多く、先日以下の記事を書きました。
チャートのない金融商品、少ない金融商品も選択肢に
以上の理由から、資産運用の手段としての株式投資はオススメできないです。
値動きが全く気にならない方や、気になるけれどそれを補って余りあるメリットを感じる方のみが手を出すべきだと思います。
ということで、個人的にはチャートがない金融商品、チャートの数が限られている金融商品への投資をオススメします。
例えばソーシャルレンディングはチャートがなく、しかも一度投資したらまったく見るものがなくなるので、株式投資で消耗した方には大変オススメです。
私が没頭している自動売買FXはチャートがあるじゃないか!
というご指摘を頂いてしまいそうですが、おっしゃる通りです。
なので投資する通貨ペアは厳選を重ねており、今のところ豪ドル/NZドルのペアにしか投資していないです。
ちなみに現在はインヴァスト証券のトライオートFXというサービスを使っています。
ただFXの場合は通貨ペアがせいぜい10-20程度なので、株式に比べてもチャートが非常に少ないです。
ソーシャルレンディングではちょっと物足りない方にもオススメできます。
資産運用する理由は「お金」ではなく「安心」が欲しいから
そもそもあなたが資産運用をする理由は何でしょうか?
お金を増やしたいから、とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、もっと言うと、安心を手に入れたいから、ではないでしょうか?
もしそうであれば、日々のチャートの動きにエネルギーを奪われることは、結果的に資産が増えたとしてもあってはならないはずです。
金融商品を選ぶ際は、目先の利回りに振り回されず、
「自分から注意力を奪って消耗させず、日々の生活に平穏をもたらしてくれるものか?」
という視点でも考えてみて頂けるといいのかなと思います。
その意味では、見るチャートは少なければ少ないほど望ましい、というお話でした。
この記事が少しでもお役に立てば嬉しく思います。