自動売買FXをやっているときに気をつけるべきは、まずなんと言っても証拠金維持率です。
トライオートFXで言えばここです。
ところが、証拠金維持率が高いだけでは安全とは言い切れません。
これの他にもう一つ見ておくべき指標があります。
それは証拠金預託額です。そして、これが減っていないことに注意する必要があります。
トライオートFXで言うとここです。
なぜ証拠金預託額が減ってはいけないのか?
今回はその理由について解説したいと思います。
証拠金預託額とは?
まず、証拠金預託額の意味についておさらいしましょう。
これは、入金した証拠金+確定利益のことで、誤解を恐れずに言うと、口座の中で現金として持っている金額です。
ただしこれは必ずしもすぐに全額を引き出せるという意味ではありません。
ポジションを持っている場合、証拠金預託額の一部が使われているためです。
証拠金預託額が減る2つのケース
ではなぜこれを減らしてはいけないのでしょうか?
説明に入る前に、そもそも証拠金預託額が減る2つのケースを整理してみましょう。
1.損切りをした場合
一つ目はこれです。ポジションの評価額がマイナスの状態で決済すると、その分だけ証拠金預託額は減ります。
では、証拠金維持率が十分に高く、損切りをしない設定にしていれば、その自動売買は安全と言えるでしょうか?
答えはNOです。
なぜなら、証拠金預託額が減るケースはもう一つあるからです。
2.ポジションにマイナスのスワップが発生している場合
もう一つのケースは、ポジションにマイナスのスワップが発生している場合です。
以下を見てください。これは現時点の私のポジション一覧なのですが、豪ドル/NZドルは買い注文のスワップがマイナスなので、大量にマイナスが発生しています。
スワップは毎日発生するので、これだけマイナスがあると、自動売買で利益が出ても、それを打ち消してしまいます。
事実、以下で報告したように、最近の私の証拠金預託額はゆるやかに下がり始めています。
買いポジションが大量に発生している原因は豪ドル/NZドル相場の下落なので、これが上がれば買いポジションも減り、この状態から脱却できます。
ただ、相場が動かなかったり、さらに下がるようなことがあると、資金がどんどん蝕まれていきます。
マイナスのスワップが発生していないか注意を
まとめると、証拠金維持率が十分に高く、損切りをしていない場合でも、マイナススワップがあると証拠金預託額は減っていく可能性がある、ということです。
マイナススワップのポジションを持ち過ぎないよう、注文の量をうまく調整して、安定的に利益を積み上げていきましょう。
今回の記事が少しでもお役に立てば嬉しく思います。
それでは、また!