コアレンジャーなどのレンジ相場を想定したFX自動売買サービスにおいて、豪ドル/NZドルのスワップはプラマイが逆転する可能性があります。
具体的には、現時点では以下のように買い注文でマイナス、売り注文でプラスとなっていますが、今後は買い注文でプラス、売り注文でマイナスになる可能性もあるということです。
どういうことか?具体的に見ていきましょう。
現時点の金利は豪よりNZが高い
プラマイが逆転する理由を説明する前に、基本をおさらいします。
まず、現時点では米ドル/円を買うとプラスのスワップがもらえるのですが、これはアメリカの方が日本より金利が高いからです。
同じように、豪ドル/NZドルが買い注文でマイナススワップということは、現時点ではオーストラリアよりニュージーランドの方が金利が高いということです。
政策金利で言うと、現時点ではオーストラリア1.50%、ニュージーランド1.75%となっています。
NZは今後利下げの可能性も
で、なぜこれのプラマイが逆転するかと言うと、ニュージーランドは今後利下げの可能性があるためです。
【ロイター】NZの第1四半期CPI、予想下回る 利下げ観測でNZドル急落
https://jp.reuters.com/article/newzealand-economy-cpi-idJPKCN1RT01W
理論的には、ニュージーランドの政策が1.50%以下になり、オーストラリアを下回ればスワップのプラマイも逆転します。
政策金利の近い通貨ペアは買いと売りのバランスを
この記事で結局何がお伝えしたかったかと言うと、
政策金利の近い通貨ペアは片方のちょっとした利上げ、利下げでプラマイが逆転する可能性がある。
現時点のプラマイを過信して、買い注文と売り注文の片方が偏ることのないよう、バランスよく注文しましょう。
ということでした。
今回の内容が少しでもお役に立てば嬉しく思います。
それでは、また!