2018年1月末に始めたウェルスナビの100万円が、クリスマスの株式市場の暴落を受けて評価額83万円にまで減ってしまいました。。。
で、数ヶ月間この評価額を見ていたのですが、ウェルスナビ(Wealthnavi)やテオ(THEO)などのロボアドバイザーは、買ってはいけないタイミングがあることに気付きました。
この貴重な学びをみなさまにシェアしたく、解説したいと思います。
ダウ平均が最高値のときは始めてはいけない
答えはシンプルで、「ダウ平均株価が最高値のときは始めてはいけない」です。
以下の図はダウ平均株価のチャートです。
で、最高値というのは赤丸の位置になります。
私は偶然にもこのタイミングでウェルスナビを開始してしまい、冒頭のような運用成績になってしまいました。
なぜ、ダウ平均が最高値だとダメなのか?
では、ダウ平均が最高値だと何が問題なのか?
まず前提として、私の場合、Wealthnaviでの設定はリスクを最高にしています。
このため、ポートフォリトは株式だけで82%を占め、米国株に絞っても33.7%もあります。
つまりこれは、米国株の動きがウェルスナビの成績に33.7%もの影響を与えることを意味します。
また、米国株が下がると日欧株や新興国株も下落することが多いので、結局ポートフォリオの82%が下落することになります。
一方、ダウ平均は米国株全体の動きを象徴する指数です。
このため、ウェルスナビのリスク許容度を最大にしているとき、ダウ平均が下がるとウェルスナビの運用成績も下がる、ということが起こるのです。
ウェルスナビの運用成績とダウ平均のグラフを比べると、そっくりだと思いませんか?
ウェルスナビ(2018年1月末〜)
ダウ平均(2017年12月末〜)
チャンスはダウ平均が暴落しているとき
逆に言うと、2018年12月26日時点のように、ダウ平均が暴落しているときは、ロボアドバイザーを始めるチャンスです。
もちろん、底で買うことは実際できないので、もうしばらく下落する可能性はありますが、少なくとも最高値で買うよりは運用成績がはるかに良くなります。
リスク許容度が低い場合、積み立てている場合は損失も利益も小さい
一点だけ補足をさせて下さい。
上で書いたことは「リスク許容度を5/5にした」「2018年1月に100万円投資し、その後は積み立てをしていない」という前提での内容となります。
このため、リスク許容度を1/5にしたり、毎月定額を積み立てている場合、私よりは損失は抑えられているはずです。
ただし、株価が上がっている場合の利益もその分小さくなります。
リスク許容度「5/5」かつ一括投資だと、ダウ平均最高値で始めると17%ほど損失が出る可能性がある、という事例としてお考え頂けると嬉しいです。
ダウ平均は長期では成長し続けているので、ウェルスナビの成績もそのうちプラスに転じるでしょうが、もう数ヶ月は我慢が必要になりそうです。
これからウェルスナビやテオを始められる方は、私の失敗談をぜひ生かして頂けると嬉しいです。
今回のまとめ