今や6788万人※もの会員が保有しているTポイントカードですが、退会することにしました。
※2018年9月時点の情報です。
以前、以下の記事を書いたことがありますが、今回はその続編となります。
今日はその決断に至った2つの理由と、解約の手順についてまとめたいと思います。
理由1:個人情報が独り歩きすることへの不安
ひとつめの理由は、自分の個人情報がどこでどのように利用されるかが分からないことに不安を感じたからです。
実は数年前にTポイントカードの利用規約が更新された際、これを使い続けるリスクがウェブ上で騒がれていたことは知ってはいましたが、当時は具体的な行動を起こすには至りませんでした。
ところが最近改めて利用規約を読み直して、決定的だったのがここ。
当社が取得および保有する会員の個人情報は、以下各号の通りです。
(略)
(8)画像または音声によりその個人を識別できるもの
(略)
これって、Tポイントカードを利用する際、録画や録音がされている可能性があるということですよね。
もちろん悪いことを働くつもりは全くありませんが、なんだか気持ち悪いなと。
これは、とてもじゃないけど還元されるポイントに見合うものではないと感じました。
理由2:日常的に注意力を奪われることへのストレス
ふたつめの理由は、Tポイントカードを持っていると、たかが数円数十円の節約のために日常的に注意力を奪われてしまい、これをとても煩わしく感じたためです。
人間が一日に使える脳のリソースは決まっていますから、こういった細かいことでも、積み重なるとクリエイティビティの発揮に大きな影響があります。
ファミリーマート等で店員さんに「Tポイントカードはお持ちですか?」と言われても「持っていないです」と言えばいいのでは?
という意見もあるかと思いますが、財布を開くたびにTポイントカードが見えたり、Yahoo!天気のページでTポイント残高が見える度に、注意力を奪われるのは耐えられないと思いました。
あの黄色と青のデザインはほぼ補色の関係にあることもあり、財布の中ですごく目立ちますしね。
注意:退会はWEBだけでできず、書類の郵送が必要
で、気になる退会方法ですが、注意点がひとつあります。
それは、「退会はWEBだけではできず、書類の郵送が必要」であることです。
まずは以下のページにアクセスします。
公式サイト
http://qa.tsite.jp/faq/show/27893#カードの一時停止・退会・解約
このうち、「カードの停止」と記載のある手続きについては、WEBだけで完結します。
ところが、これは今後カードが使えないようにするだけの手続きであり、正式な退会とは異なります(個人情報は削除されません)。
正式に退会したい場合は、その下の記述にあるリンク先に行き、申請書を記入して郵送します。
※Tカードの退会をご希望の場合は、こちらより申請書をダウンロードのうえお手続きください。
※上記情報は本記事執筆時点の情報ですので、最新の情報は公式ウェブサイトを都度ご参照ください。
節約だけでは経済的に自由になれない
以上、私がTポイントカードを解約した理由と、その方法について解説しました。
Tポイントカードが6788万人もの人に普及した背景には、節約という行為の中毒性があると思ってます。
たった数円や数十円なのに、得するとちょっと嬉しくなってしまいますよね。
ところが、節約だけでは経済的な自由は勝ち取れません。
なので節約というのは、自分の個人情報をばら撒いたり、日々ポイントをがんばって貯めてまですべきことではないです。
究極的なゴールはこういうポイントの存在すら全く気にならなくなるくらい、安定した経済基盤を作ることですよね。
本サイトでは引き続き、その実現のために必要なマインドセット、情報を発信していきたいと思います。