AmazonのAudibleについて、「実際どうなの?」と思っている方に、私が感じたメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
なおAudibleとは?についてはこちらにまとめています。
こんまりさんの『人生がときめく片付けの魔法』を聴いてみた
無料会員登録をすると1冊を無料で聴くことができるので、前からちょっと気になっていた以下タイトルで試してみました。
メリット1:満員電車、運転中、お風呂、家事タイムのお供に
個人的にはテキストのコンテンツはかなり成熟してきていると考えていまして、今後はテキストが読めないシーン、つまり満員電車、運転中、お風呂、家事タイムの可処分時間の奪い合いが始まると考えています。今までそこを埋めていた耳コンテンツはラジオや音楽でしたが、Audibleもぴったりフィットすると感じました。
メリット2:0.5〜3.5倍速まで柔軟に速度調整ができる
最大3.5倍速はすごい。今回の作品はトータルで6時間もあり、1倍速だと聴き終えるのが結構大変なのですが、最速で1.7時間で終えられます。
デメリット1:まだまだ作品が少なく、しかも高い
おそらくこれから拡張していくのだと思いますが、聴きたいと思う作品がまだまだ少ないです。Kindleと同じくらいラインナップが出てくると、一気に普及していきそうです。
価格についても、上のスクショのとおり月額料金と別に単品で買うと2100円もします。Audible会員は3割引でこれなので、会員外だと3000円!まだまだ気軽に買えるコンテンツではありません。
一応、作品が気に入らなければ無料で他のものに交換できますが、何度も交換したら交換できなくなった方がいらっしゃったようで、無限に聴ける訳ではなさそうです(そりゃそうだ)。
デメリット2:読書と同じ効果は得られない
最後に、これが盲点だったのですが、実際に聴いてみると必ずしも読書と同じ効果が得られませんでした。
どういうことかと言うと、本で読んでいるときって、いつもは思考が伴うのですが、音声で聴いてしまうと、それがしにくいのです。もちろん内容は頭に入ってくるのですが、読書の価値って、内容を頭に入れること以上に「内容に対して自分が何かを思ったり感じたりする」の方にあると私は考えているので、それが伴わなくなってしまうのは残念でした。
テレビを見ていると何も考えなくなるのと同じように、音声コンテンツも受動的に消費するものなので、仕方ないのでしょうね。本は考えながら読みたいという方にとっては、Audibleでは小説などの方が相性がいいと思います。
とはいえポテンシャルは計り知れない。今後に期待。
好き勝手に書きましたが、本が読めない時間というのは上記のとおり意外とあるので、このシーンに消費できるコンテンツの選択肢が増えることは純粋にすごいインパクトだと思いました。
Amazonも3000ポイントばらまくほどの力の入れようですし、ラインナップが増え、安価になっていくのも時間の問題だと思います。
現時点では最初の1作品が無料ですので、ぜひ一度体験してみて頂ければと思います。