先進国通貨のFX自動売買では、損切りはしてはいけない

 

TwitterでトライオートFXの運用を見ていて、先日「損切り」を設定している方がいらっしゃったので一言。

 

FX自動売買では損切りをしてはいけません。先進国通貨の場合は特にです。

 

今回はその理由を解説したいと思います。

 

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過去30年の先進国通貨はほとんどがレンジ相場だから

 

FX自動売買で損切りをしてはいけない理由は、過去30年の先進国通貨はほとんどがレンジ相場だからです。

 

いくつかの為替レートを見てみましょう。

 

1990年より前は円安傾向でしたが、その後はレンジ相場を続けていることが分かります。

 

レンジ相場であるということは、下がってもいつか元に戻る

 

ではなぜレンジ相場だと損切りしてはいけないのかというと、レンジ相場であるということは、一時的に下がっても元に戻る可能性が非常に高いということです。

 

いつか元に戻るのであれば、損失を確定させる必要はなく、むしろ放っておくべきです。

 

そしてレンジ相場であるということは、過去のチャートからリスクの最大値は高い確率で推測できます

 

例えば豪ドル円であれば、以下の赤枠内の期間であれば約60~120円の範囲で動いています。

 

なので、この両端まで動いてもロスカットされないくらい十分な証拠金を入金しておけば良いのです。

 

もちろん、未来のことなど誰にも分らないので、損切りさえしなければ必ず稼げる訳ではありません。

 

それを言い始めたらすべての投資に対して同じことが言えてしまいます。

 

ここでは、「先進国通貨でFX自動売買をする前提であれば」損切りはすべきでない、というメッセージとご理解頂ければと思います。

 

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注意:途上国通貨には当てはまらない

 

ただし、一つだけ注意点があります。

 

「先進国通貨では」ということは、「途上国通貨ではこれは当てはまらない」ということです。

 

例えば、近年大きく値下がりしているトルコリラ。この通貨は1990年以降のチャートを見ても、信じられない勢いで下落しています。

 

このような通貨はレンジ相場になっておらず、含み損をかかえても元に戻らない可能性が非常に高いです。

 

このような途上国通貨は、買うと金利が非常が高いのですが、それを上回るペースで下落することも多いです。

 

一方で売りから入ると、金利分がどんどん目減りしていくので、それを上回るペースで下落しないと利益が出ません。

 

買っても売っても投資家に与えるプレッシャーは大きく、そもそも参入するには難易度が高い相場だと思います。

 

他には南アフリカランドやメキシコペソなども要注意です。

 

トライオートFXでの設定方法

 

最後に、トライオートFXにおける「自動売買パネル」における設定方法を解説しておきます。

 

とても簡単で、「損切幅」において、以下の通りに設定する。これだけです。

 

含み損が膨らむのは苦しいが、長期的な視点で投資を

 

損切をしないと、どこまでも含み損が膨らむので、それはそれで苦しいと感じるかもしれません。

 

ただ、レンジ相場では一度含み損を出さないと利益が出ない作りになっているので、それはむしろ健全なことなのです。

 

私の投資戦略のメインで使っているトライオートFXでも現在、これほどの含み損が出ています。

もちろん気分のいいものではありませんが、そのうちプラスに転じるだろうという気持ちで日々見ています。

 

短期的な含み損は気にせず、長期的に勝てるフィールドと戦略を選ぶようにしましょう!

 

今回の記事が少しでもお役に立てば嬉しく思います。

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