なるべく効率的に資産を運用したいという気持ちは分かりますが、ソーシャルレンディングの場合、利回りで事業者を選ぶのはオススメしないです。具体的には、10%を超える案件は警戒すべきです
本記事では、その理由と、では何を基準に選べばよいのか?について解説していきます。

 この記事はこんな方向けに書いています

これからソーシャルレンディングを始めたいので、なるべく利回りの高い事業者を探している

 あなたがこの記事を読むメリット

・ソーシャルレンディングの事業者を選ぶ際、利回りで選んではいけない理由が理解できる
・利回りよりも重視すべきポイントを知ることができる
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利回りで事業者を選んではいけない理由

 

利回りで事業者を選んでいけない理由は、利回りの高い案件は延滞や元本割れのリスクも高く、また一度でも元本割れしてしまうと、結果的に利回りが大きく落ちてしまうからです。

 

例えば、100万円を利回り10%の案件に投資したとします。そしてこの案件は5%の確率で全額が元本毀損するとします。これを20回繰り返すと、元本は100*1.1*20=2200万円となります。

 

ただし、この案件は20回のうち1回の確率で全額元本毀損します。つまり戻ってくるはずだった100*1.1=110万円は返って来ませんから、2200-110=2090万円となります。

 

つまりトータルの利回りは90/2000=4.5%まで落ちてしまう、といったことが発生します。

 

(ここでは話を分かりやすくするために、利益の再投資などは考慮していません)

 

最も重要なのは元本割れが起こらないこと

 

と、ここまで読んだ方は、「元本割れしても4.5%の利回りが計算できるのであれば、元本割れが起こらない可能性にベットした方が儲かる確率が高いじゃないか、と感じるかもしれません。

 

しかし、元本割れを頻繁に起こしている事業者はオススメしません。

 

なぜかと言うと、投資家にとってはトータルでプラスでも、事業者にとっては元本の毀損によるデメリットは計り知れないからです。元本の毀損が起こると、

 

・債権の回収や投資家への報告という、元本を普通に償還していれば本来やらなくていい仕事に追われる

・ニュースになり事業者の信用が落ちる

・次回以降の案件に対して資金が集まりにくくなる

・経営状況が悪化する

・事業者が倒産すると、投資家が預けていたお金はなくなってしまう(運用中か否かに関わらず)

 

と、元本の毀損による影響は最終的に投資家に跳ね返ってくるのです。

 

実際、2018年11月1日にmaneoから延滞の報告が立て続けにあったのを受けて、ソーシャルレンディング界隈では最近maneoがかなり警戒されています。投資家は償還状況に極めて敏感ですし、ブログやSNSで発信している人も多いですから、ネガティブなニュースは一気に広がります。この件は元本の毀損が確定した訳ではありませんが、延滞でさえこんな状況なので、毀損となれば言わずもがな、です。

 

つまり、一見ほぼ同じ利回りに見える以下のような案件があった場合、選択すべきは絶対に2番なのです。

 

1.利回り10%だが5%の確率で全額元本割れ

2.利回り5%だが今のところ元本割れの実績なし

 

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ソーシャルレンディング事業者の具体的な選び方

 

ということで、利回りよりも元本割れ実績の方が圧倒的に重要です。利回り10%の事業者と5%の事業者があった場合、前者で投資したくなる気持ちは分かりますが、ちょっと踏み止まって、前者で元本割れが起きていないか調べてみましょう。

 

ところで5%というのは、10%と比べるとどうしても劣って見えますが、現在のメガバンクの普通預金の金利が0.001%なので、それの5000倍です。米国のETF成長率もこれくらいですし、十分優秀な金融商品だと思っていいです。

 

では具体的に事業者はどうやって選べばいいの?については、以下記事でご紹介していますので、併せてご覧頂けると嬉しいです。

 今回のまとめ

・利回りの高い事業者に安易に飛びついてはいけない。高利回りの案件は元本割れのリスクが大きいため。
・利回りの高さよりも、元本割れがないことの方が、長期的に運用成績が安定する。
・5%でも収益性としては十分だと考えるべき。
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