TwitterでFXに関するツイートを見ていると、「儲かった!」とか「損した!」といったものがとても多いです。
投資家の9割が損をしているという世界ということもあり、やはり「損した!」というツイートが多いでしょうか。
何をつぶやくかは個人の自由ではありますが、チャートが気になって仕方がないという人は、評価損の金額なんかよりも、もっと大きなものを失っています。
今日はそんな話を書いてみたいと思います。
なおここでは前提として、FXの手動売買をしている方ではなく、自動売買で運用している方を想定します。
(手動売買はある程度チャートを見ないといけないので)
一番の損失はチャートを見ていた時間
結論から言うと、あなたが失っているもっと大きなものとは、タイトルにも書いた「チャートを見ていた時間」です。
そもそも、資産運用の手段としてFX自動売買を選んだ方は、ほったらかしにできることが大きな理由の一つだったはずではないでしょうか?
なのに運用が始まると損益が気になってしまい、しょっちゅうスマホアプリでチャートを見ていないでしょうか?
朝起きたときのベッドの中、朝食中、行きの電車の中、職場でのトイレの中、ランチ中、帰りの電車の中、夕食中、寝る前のベッドの中。
決まった基準がある訳ではありませんが、今あなたが一日3回以上見ているのであれば、マインドのかなりの部分をFXが占めていると言えます。
なぜ私たちはこんなに頻繁にチャートを見てしまうのでしょうか?
ロスカットが気になるなら、そもそも運用前の調査が不十分
想定されるシチュエーションとしてまずあるのは、「ロスカットが気になる」というものでしょうか。
ただロスカットが気になるというのは、資金に対して注文が多すぎるだけで、単に運用前の準備不足です。
すぐに過去のチャートを見て、最悪のレートになってもロスカットを喰らわないよう、追加入金するか、注文量を修正しましょう。
ただなんとなく気になるだけなら、スマホアプリの削除を
ロスカットが気にならないのであれば、もはや他にはチャートを見続ける理由はないはずです。
「ロスカットは大丈夫だけど含み損が膨らんできて心配」というのも、同様に想定不足です。
想定される最悪のレートより良いのであれば、運用開始後はどっしりと構えなくてはいけません。
それでもチャートを見てしまうという方は、ぜひ一度、
「いまこうしてチャートを見たことで、何かが改善したのか?」
とご自身に問いかけて頂きたいです。
そして、その答えがNOであるならば、あなたがチャートを見るのに費やした時間はただの損失ですし、本来なら他のもっと有益なことに使えた時間です。
そもそも運用はプログラムが自動でやってくれているのですから、チャートを見ていて成績が向上するはずがありません。
惰性で見る習慣がついてしまっているのであれば、スマホアプリを消しましょう。
PCであればブックマークを消しましょう。
チャートが気にならなくなって初めて「ほったらかし投資」
いくらFX自動売買をやっていたとしても、そして利益が出ていたとしても、チャートが気になっていたらそれは手動売買と変わらないです。
利益が出ることよりもまず、チャートが気にならなくなることを目指すべきで、それができて初めて「ほったらかし投資」ができていると言えます。
チャートは一日1回も見れば十分じゃないでしょうか。三日に一度、週に一度とかだとなお良い思います。
なお、どうしてもチャートを見る手が止められない、という方は、いったんFXという金融商品から離れてみるのも一案です。
例えばソーシャルレンディングなどは、一度投資すると何も見るものがないので、そのような方にはすごくオススメです。ぜひ検討頂ければと思います。
今回の記事は以上です。
かなり上から目線の書き方ですみません。私個人も最近、ちょっとチャートを見る回数が多いなと感じていたので、自分へのメッセージとして書いてみました。
本記事が少しでもお役に立てば嬉しく思います。
それでは、また!