本記事ではトライオートFXのやめ方を解説します。
トライオートFX自体をやめたいとき、トライオートFX自体はやめないが新しい設定に乗り換えたいとき、ともに役に立つようにまとめました。
なぜ、公式サイトに載っていそうな内容をわざわざ記事を書いたのかと言うと、この作業は方法を誤るとせっかく稼いだ利益を目減りさせてしまうことに気付いたからです。
ということで、まずはNG例から説明していきましょう。
いま残っている建玉は手動で決済してはいけない
まずやってしまいがちなのが、自動売買を停止または削除し、いま残っている建玉を手動で決済してしまう方法です。
具体的には、以下左の「自動売買一括停止」または右の「削除」ボタンを押し、
以下の「一括決済」または「決済」ボタンを押す方法です。
ところが、証拠金を引き出す必要がある等の理由ですぐに撤退したい場合は別として、この方法はオススメしません。
その理由は、受け取れる利益が目減りしてしまうからです。
例えば、以下のような証拠金預託額と有効証拠金額、かつ元本が2,000,000円だった場合、受け取れる利益は107,638円ではなく71,765円に減ってしまうからです。
トライオートFXの特にコアレンジャーはその性質上、常に含み損を抱えやすい性質を持っているため、一気に決済してしまうとその分、利益が目減りしてしまうのです。
では、これを防ぐ方法を2ステップに分けて解説します。
ステップ1:注文単位で、いま稼働していない設定だけを止める
まずはいま稼働していない設定だけを「注文単位で」止めます。
止めたい設定のフォルダをクリックします。
続いて、「評価損益」が空欄になっている設定の「稼働」ボタンを押します。
以下のような画面が出るので「OK」を押します。
以下のように表示されれば停止完了です。もう新しく注文が発生することはありません。
一方、以下のように「評価損益」に数字が入っている設定は停止してはいけません。押してしまうと、表示されている評価損益が確定されてしまうからです。
ステップ2:残りの建玉が自動決済されるのを待つ
次のステップでは特にやることはなく、残りの縦玉が自動決済されるのを待つだけです。
特にコアレンジャーはレンジ相場が想定されているので、いまマイナスが出ていても放っておくとプラスに転じる可能性が高いです。
そして自動決済されたらステップ1に戻り、その設定を稼働停止します。
このように全ての建玉が決済され、設定が止まったら作業は完了です。
そのときには、今回の例で言えば107,638円以上の利益が残っているはずです。
手動で建玉を決済した場合に比べて利益が36,000円以上増えるので、この差は大きいですね。
自動売買の性質を活かして賢く撤退しましょう
このように、自動売買は放っておけば基本的には利益が出るように設計されているので、急いでいない方は撤退時も放置すべきです。
自動売買の性質を活かして徐々にフェードアウトするようにやめると、利益を最大化できます。
なお、コアレンジャーでない場合などは、建玉の位置によっては放置していても決済される見込みがないこともあります。
その場合は様子を見ながら一部を手動決済するなど、うまくバランスを取って頂ければと思います。
この記事が少しでも役に立てば嬉しく思います。
今回のまとめ